(写真は尾瀬夜行出発前に撮影した東京スカイツリー)
このお盆休みに、尾瀬夜行23:45を利用して福島県は尾瀬に行ってきたので、私の体験談をまとめておきたいと思う。
具体的な日時などを交えて書くが、チケットの発売年が変わるごとに細かいタイムスケジュールや発売されるチケットの内容に変更が生じると思われるので、都度確認してほしい。
尾瀬夜行とは何か・・・、これは一種の夜行列車である。
週末の金曜日、あるいは土曜日に東京の浅草駅を23時45分に出発し、翌日の午前3時頃に会津高原尾瀬口駅に到着後、少し休憩を経て午前4時過ぎにバスで沼山峠に向かう、というものである。
このチケットの凄いところは、
東京から尾瀬に日帰り登山ができる、という点である(正確には日を跨いでいるので日帰りと言えるのか怪しい)。しかもチケットの価格は往復で1万1000円程度の価格である。
(写真は浅草駅の様子。家にいてもしょうがないので、早めに家を出て23時過ぎにはついた。この時点で近くの待合所のベンチは、同じく尾瀬夜行に乗る登山者で埋まっており、冷房が全く効いておらず改札前にいるだけで汗ダラダラになる。)
車内販売などはないので、食べ物や飲み物は事前に買っておく必要がある。
会津高原尾瀬口駅の近くとかに売ってるでしょ~と思っても、駅の周りはマジで何もないので、自販機で飲み物くらいしか買えない。
尾瀬についてしばらく歩くと山小屋に着くので、そこで何か軽食は売っているかも、くらいだ。
(これは会津高原尾瀬口駅に到着したところ。駅の周りはマジで何もない。暗すぎて何があるのかさえわからない、といった感じ。)
駅についても電車はそのままでしばらく仮眠できる。
時間が近くなったら徐々に電車から降りてバス乗り場へ向かう人の列ができる。早めにトイレは済ませておいた方が良い。
改札をくぐると、自販機が一台。
それとトイレ。
向かいのバス乗り場に向かう通路を歩いていっても、自販機とトイレがある。
バスに乗ると、往路のFEELクーポン券が回収される。
途中、駒ヶ岳登山口バス停、尾瀬御池バス停、沼山峠バス停と停車する。
降りる人がいなくても一応停車していたが、念のため沼山峠以外で降りたい場合は、乗車時にバスの運転手に言っておいた方がよさそうだ。
会津高原尾瀬口駅から沼山峠までは約2時間。まだ日の出前なので暗い中を走る。暗すぎて周りの景色は全く見えない。
途中から曲がりくねった峠道を登っていく。
車に酔いやすい人は、酔い止めの準備をしておいたほうがいい。私は乗ってから気づいて酔い止め薬を持ってこなかったことを後悔した。(まあそんなに酔わなかったけど。景色が見えれば酔いづらいんだけど、車外は真っ暗なので寝るかボーっとしておくしかない)
沼山峠着。奥に見える観光バスが乗ってきたバスである。復路もバスで会津高原尾瀬口駅まで行くのだが、その時は普通の路線バスだった。
尾瀬夜行優先のバスがあるっぽいので、それだと観光バスなのかな。
途中の尾瀬御池まではマイカーで来れるんだけど、沼山峠まではバスでしか来れない。
ここにはトイレと自販機などがあって、朝食を食べたりして歩き始める準備をする。
なお、尾瀬御池には売店があるので、そこでお菓子とかの軽食は買うことができる。ただ朝早い時間だとたぶん売店はまだ開いてないと思う。
後は尾瀬を満喫しよう。
日程に余裕がある人は山小屋に泊まったりしても良さそうだよなあ、と思う。私も泊まりたかったがどうしても日帰りで帰る必要があって、泊まることはできなかった。
このあたりは100名山が集中していて、尾瀬ヶ原の東西に至仏山、燧ヶ岳が、さらに東には会津駒ヶ岳が佇んでいる。
尾瀬ヶ原からは登山道は通じてないが、平ヶ岳も近くにある。