伊豆・達磨山

更新日: 2024-02-23 21:50
伊豆
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山行日: 2023年12月16日。

明日はYAMAPで相互フォローの方と天城山に登る。
当日、5時過ぎに家を出れば前泊なしでもいけるけど、途中でトイレに行きたくなったとか、寝坊したとかで少しでも遅れると一発アウトになってしまいそうだったので、ここは安全のために修善寺に前泊することにした。
前泊するんなら、16日はのんびり起きて、昼くらいに家を出て在来線でのんびり移動しても良いんだけど、折角前泊するんなら伊豆の山を堪能したい、と思い、達磨山へ登ることにした。

というわけで、早朝、東京駅から新幹線に飛び乗り三島駅を目指す。
三島駅で、伊豆箱根鉄道に乗り換え、終点の修善寺駅まで。伊豆箱根鉄道は未だに交通系IC使用不可なので、切符を買う必要がある。
修善寺駅から約30分程度バスに乗って船原峠口で下車後、しばらく舗装路を歩いたら登山口である。ここの東海バスは交通系ICカードが使えるので安心。
大曲茶屋バス停で下車するのは昔の話、今は船原峠口で降りた方が楽できる。


バスに乗って、大曲茶屋で降りようとしたら、運転手さんに呼び止められた。
「次の船原峠口の方がちょっと近いけど、どうする?大曲茶屋でいい?」
もちろん答えはYES。船原峠口で下ろしてもらった。

船原峠口周辺には全く何もない。登山者のためにできたバス停だろう。

ここから右側に分岐している舗装路をしばらく歩いていくと登山口に着く。この舗装路歩きが地味に長いので、次また来るか微妙なところだ。


陸橋の麓あたりに登山口がある。
この日は天気が悪く、バスに乗っている間にしっかりした雨粒の雨が降っていたり、爆風が吹いていたりと山に登るコンディションとしては悪い。
しかしここまで来て引き返すわけにもいかないし、バスを降りたときは既に雨は止んでいたので、続行する。
今回のルートは、登山道と舗装路歩きが交互に繰り返すルートとなっており、天候が悪くて山道を歩くのが嫌になっても舗装路を歩いてればまあ安全に下山できる、という事もある。まあレインウェアも持ってるし。


ここが登山口。ちなみに、ここから天城峠までも登山道が続いていて、そちらも見晴らしの良い非常に魅力的な道が続くらしい。
が、少しばかりコースが長くなってしまうので、健脚でないと歩きとおすのは難しいと思われる。


歩き始めはしばらく背の低い樹林帯を歩く。


少し歩くと舗装路に出て、駿河湾が一望できる。
この日は爆風が吹いていて、こういうところではもれなく爆風の餌食となる。気温自体は12月としては比較的暖かいのだが爆風のおかげで結構寒く、長居はできない。


舗装路に出ても車もほとんど走ってなかった。爆風が木をゆらしたり、葉っぱをざわめかすので、
予想通り、ガスっている部分もあり、これから山に登って行っても景色が楽しめるのかは疑問符がつくところ。


もっとガスガスで真っ白なんじゃないかと思っていたけど、全然景色は見えた。
しかし風が強く寒い…。正直もう帰りたかった。


途中大きな駐車場みたいなところがあって、東屋が一件だけポツンとたっていた。当然誰もいなかった。


駐車場を過ぎるといよいよ待ち望んだ笹の道に入る。
笹が意外と風を遮ってくれるので、若干マシである。まあ上半身は寒いんだけど。


振り返ると海。
山に登って海が見えるって、なんだか新鮮だ。


伽藍山は駐車場の隅っこみたいなところにポツンと山頂標が立っているだけで、山頂感が全くなかった。


う~ん、いよいよガスってきた。大丈夫だろうか。


ここが伽藍山。この右手に伽藍山の山頂標がある。


ここから再び笹の登山道に入る。今度は古稀山に登る。


笹道は思ったより背が高く、思っていたのとなんか違う。もっと背が低くて、周りを見渡せる良い感じの道を期待していたんだが…。
まあ風が遮られて、居心地はいいんだけど。


ここは風を遮るものが全くなく、左側は切れ落ちていて、風の通り道になっている。
ビュオオオオオオオオ!!!というえげつない風の音が聞こえる。少々不安だが、ここを通るしかない。
中腰で歩いていたら、爆風に煽られて右側に少しよろける。台風かよ!と思いつつ、これでいよいよ撤退を決意する。早くホテルにチェックインして風呂に入りたい。


古稀山は広くて晴れていればいい感じの場所だった。


いよいよ達磨山が見える。
今回は達磨山は諦めて撤退することにしたので、あとは舗装路を歩いてだるま高原レストハウスに向かうだけだが。


修善寺方面は雲が晴れていていい感じなんだけどな。


駿河湾。爆風のせいでガスが流されているのか、天気のわりに思ったより景色がよく見える。


う~ん、登りたかったな達磨山。まあ登れないことはなかったと思うけど…。



ガスが物凄いスピードで流れていくのが見えた。
こんな日にバイクで西伊豆スカイラインを走っていく人たちがいたけど、怖くないんだろうか。



達磨山をショートカットしたところで、グループ登山者が歩いているのが見える。
こんな日でも登ってる人はいるんだなあ。


ここがこの日で一番爆風が吹いていたところだった。


あとはひたすら舗装路を歩き続けて戸田峠バス停へ。


12時18分のバスに間に合わないかな~と思っていたが、5分ほど間に合わなかった。


戸田峠から再び登山道に入る。


登り始めが舗装路だったので、そんなに面白くない道なのかな、と思っていたけど、ゴルフコースみたいに整った道でなかなかよかった。



ここで達磨山付近ですれ違ったらしいグループ登山者に追いつく。


いや~こういう道は新鮮でとても良いです。



そんなこんなでだるま高原レストハウスに到着。
バスまで2時間近くあるので、レストハウスで何か食べて時間を潰すことにした。


カレーも捨てがたいが、今回は鹿肉ビビンバにした。
富士山のかまぼこがかわいい。


レストハウスの展望台からは沼津アルプスが見える。
沼津アルプスを歩いて三島駅近くのホテルにチェックインする、という手も考えていたけど、計画を作っていたら沼津アルプスはそこそこタフなコースだな、と思ったのでやめておいた。次の日山に登らないならいいけど、次の日天城山なので少し不安感があってやめておいた。

天気が良い日は富士山が見えるらしいけど、今日は雲が邪魔で見えなかった。



沼津アルプス。低山にありがちなアップダウンのきつそうなコースだ。


こっちはたぶん沼津港あたり。昔友達と熱海旅行に行った帰りに寄ったことがある。水族館もあってなかなか良いところだった。



以上!