2023年登り納めは柏木山

更新日: 2024-02-23 21:51
奥武蔵・外秩父
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山行日: 2023年12月27日

2023年もあっという間に終わってしまいました。歳を取って外見は老けても、精神年齢はまだ18歳くらいのままですが、確実に体感の時間経過は早くなっております。大学を卒業したのがつい2〜3年前のことのようです。(もう10年くらい経ってますが)

2023年最後の山歩きは飯能の柏木山にすることにした。

飯能駅から歩いて30分程度で、最初の山である龍崖山登山口に到着、そこから龍崖山、燧山と歩き、工場脇の道を歩いて柏木山に登る。吾妻峡のドレミファ橋を渡ったら、そのまま飯能駅まで歩いても良いものの、折角なので多峰主山に登り、歩いて飯能駅に、というルート。

標高300m程度の低山を歩いていくお気軽コースである。


飯能駅から歩いて龍崖山登山口に向かう。道中はずっと舗装路歩きとなる。
登山口が近づいてくると、龍崖山らしき山が見えてくる。


もっと先に別の登山口があるものの、今日はここから登ることにする。


女坂と男坂の分岐。
このコースを歩くのは今回で2回目。前回歩いた時も男坂だったのだが、男坂の方が楽しそうな気がして今回も男坂を選択。


別の登山口からの道と合流。ここから階段を登って一気に標高を上げる。


階段を登り終えると、また横に登山道が続く。ここまで来れば山頂はもうすぐそこである。


山頂が見えてきた。


龍崖山は標高246mと低山の中でも低い部類だと思うが、木がないので見晴らしはいい。


こっちは武甲山。奥武蔵の山は結構歩いた、と思っているものの武甲山はまだ歩いたことがない。2024年はぜひ登りにいきたい。


都心側。右端に東飯能駅らしき駅ビルが見えている。


天気はそれほどよくなさそうだったが、思いの外遠くまで見渡せた。
うっすらとスカイツリーも見えている。


こっちは多峰主山だと思う。


流石にまだ山頂は賑わっていなさそう。


こっちは柏木山。
山頂に木がないので、山座同定は容易ですね。



龍崖山の裏手に回ると、工場群。
この工場をグルっと迂回して柏木山まで歩くのが今日のルート。


富士山もちょこっとだけ見えている。


見晴台。見晴らしはいいけど、大半が工場っていうのがちょっとね…。


奥の霞んでいる山並みは丹沢かな。たぶん左側が大山で、右側が塔ノ岳とか丹沢山だと思われる。



龍崖山から一度標高を落として、登り返すと燧山。
写真は少し岩っぽい見た目ではあるものの、岩場はなく、高度感もない。



燧山も見晴らしがよく、ベンチがいくつか並んでいる。


そのままのんびりと標高を落としていくと龍崖山公園。段々になった割と大きめの公園で、上の方に登っていくとトイレや自販機がある。




龍崖山公園を抜けて舗装路を歩いていくと、配水場広場に出る。
ここにももう一つトイレ。

柏木山に行くには、左側の道を歩いていく。


道中、見晴台(柏木山山頂を見る見晴台)があって柏木山山頂が見える。
既に2組くらい登山者が柏木山で休憩しているのが見える。


見晴台の道標裏に踏み跡があるが、まだ歩いたことがない。気になってはいるものの…。


フレコンらしきバッグが無造作に放置してあった。工場関係者がおいたのかな?


赤根が峠に到着。
このあたりは熊目撃情報や、不審者(全裸の男性)の目撃情報がある峠である。


こっちはまだ歩いたことがない。穴郷とは集落の名前なんだろうか?今度歩いてみたいところ。


右側のカモシカ新道は以前歩いたことがある。柏木山に行くなら、カモシカ新道もなかなかいい。
左側の道はよくわからない。


恐らくこの道が柏木山に行くには最もポピュラーだと思う。
歩いたことがないので、今回はこっちを歩くことにした。


特に危険箇所や道迷いポイントはないものの、熊っぽい糞を見つけた。
やっぱり熊いるんだ!と思うと緊張感が出る。
いつもは熊鈴を持ってくるのに、こういう日に限って熊鈴を家に忘れている。

まあ熊って薄明薄暮性だと言うので、真昼間は問題ない気もする。


歩きやすい道が続く。


途中分岐に出ると何やら張り紙が…


とのことです。
以前来た時もなんか貼ってあったような気がするんだが…どうだったかな。


柏木山に到着。既に1人登山者が休憩していた。


柏木山の特徴と言えばこういったオブジェ。他の山でもこういうお手製オブジェが置かれている場合は稀にあるものの、このあたりの山域では若干珍しい気がする。


少し前に飯能市議会でこういったオブジェの設置が問題になっていましたが、結局撤去されていないということは、無事解決となったのでしょうか。
オブジェやベンチをよく見ると、この手のタグがつけられていたので、管理者を明示することで一旦の解決となったんじゃないのかな。


柏木山は標高300程度の超低山ですが、山頂付近は木が伐採されておりとても見晴らしがよい。

富士山も頭だけちょこっと見えている。


こっちは筑波山かな。


この日は曇っていて、そんなに遠くまで見渡せないかな~と思っていたものの、都心のビル群やスカイツリーまで見えたので思いのほか空気は澄んでいたらしい。


こっちは丹沢。多分、一番奥の左にある三角形の山が大山だろう。右に丹沢山や蛭が岳がある・・・はず。


柏木山コースガイド。
赤根ヶ峠からカモシカ新道を通る道は以前歩いたことがある。
今回は赤根ヶ峠から大河原工業団地沿いに進む道を歩いた。

地図にも書いてある通り、ここから西側の山に行ける道もあるみたいだけど、そっちはまだ未踏。いずれ歩いてみたいところだが、そのあたりは道がどう繋がってるのかイマイチわかっておらず、要調査かも。

柏木山という名称がすっかり市民権を得ているように思うんですが、高ドッケという名称もあるらしい。昔は高ドッケと呼ばれていたのかな。


こっちは棒ノ折方面。



こっちは大岳山。特徴的な形で山座同定しやすい。


山頂にある特等席に座ってお昼ご飯にしようかと思いましたが、これからお昼にかけて大勢の人が登ってくるだろうな…そしたらこの席の周りは結構賑やかになって落ち着かないだろう、と思い、少し下にあるベンチに移動した。

少し下のベンチに移動しても相変わらず見晴らしは良いので、無問題。


ふるさと納税で新富士のウィンドマスターをもらったのだが、まだ届いていないので今回は引き続きアルコールストーブを使う。
以前、堂平山でテント泊練習をしたときは燃料をケチったがために、うまく使えなかったので、今回は約200ml分の燃料を持ってきた。

今回のメニューは、アルファー食品のピラフご飯、セブンイレブンのレトルトハンバーグ、ジェネリック博多通りもん。


まずは300ml程度の水をメスティンに入れ、アルコールストーブで沸騰させる。
水が沸騰したら、アルファ米にお湯を入れる。
アルファ米が食べれるようになるまで15分ほどかかるので、そのうちにハンバーグをつまむ。

個人的な感想で恐縮ではあるが、アルファー食品のアルファ米はそれほどおいしくないような気がする。
今回はピラフご飯だったが、味がそれほど入っておらず、これなら白米のアルファ米にして、カレーなりかけて食べる方がずっと食欲がわく。
モンベルのリゾッタシリーズも、カレー味を食べたことがあるが、あちらはあちらで味が薄く、正直おいしいとは思わなかった。モンベルのリゾッタは3分程度の待ち時間でよいとのことなので、それは確かに早くて嬉しいんだけど…。


昼食を食べ終わったら裏側に続く女道からカモシカ新道に降りてみる。
以前歩いた時は男坂から歩いたので、こちらは未踏だった。


女坂というわりには、大岩があり面白い。ただこの先はなだらかに男坂分岐まで続いており、確かにこっちの方が若干歩きやすいかもな、と思った。
ただぶっちゃけ、男坂の方が圧倒的に近いし、言うほどきつくないので好みの問題だと思う。


途中、明らかに意図的に積まれた枝が見えてくる。
この後ろに進むともう一つのベンチがあるのだが…


枝が積まれた場所から10秒程度歩いたところにある。
柏木山が混んでいたらこっちに避難してもよいかもしれない。
こっちもこっちで、柏木山ほどではないものの見晴らしがよく良い場所だと思う。


なお、この展望スポットは行き止まりのように一見見えるものの、三又に分岐している。どちらもトラロープがかかっているのでなんとなく道があるっぽいような雰囲気を漂わせているが…。


こういう道も歩いてみたいものの、まあそのうちかな。


展望スポットからの眺め。都心方面は見えないものの、丹沢方面が主に見える。


そんなこんなで男坂分岐まできた。
折角柏木山に来たので男坂を登ってから下山することにする。私はこの男坂がなかなか好きなんですよ。


登り始めてすぐ山頂が見えてくる。
木で出来た階段が優しい。


下山は多峯主山方面へ下山する。前回はジャンダルム尾根コースだったので、工業団地に最も近い100年ナラ尾根ルートを歩くことにする。


どんな道なのか興味津々だったのだが、この100年ナラ尾根コースもなかなか雰囲気が良い。ただ尾根上は自然林が残っているようだが、周りは植林なのか落葉しておらず、それほど見晴らしは良くない。
こちらより、ジャンダルム尾根の方が若干楽しかったような気もする。


尾根の終端まで来ると見晴らしの良い場所に出る。
ここから飯能の街が見える。小さなピークを挟んで向かいは多峯主山・天覧山だろう。右側が龍崖山となる。


龍崖山の麓、レンガ作り?のようなトンネルが見える。たぶん水路かな。


龍崖山。こんなに近かったとは。


ここを降りてくる。途中斜面につけられた九十九折りの道を降りてくるが、道幅は少し狭い。だがロープが十二分に張られているので安心設計。


柏木山を後にした後は少し車道を歩き、多峯主山に向かう。
途中ドレミファ橋を渡る。


ドレミファ橋を渡り終えてまた舗装路を歩いて進むと多峯主山の登山口が見えてくる。


道中、早咲きなのか蝋梅らしき花が咲いていた。


多峯主山山頂。今回は3~4人程度しか登山者がいなかった。
日によっては座る場所がないほど混むのだが、やはり年末だからか忙しい人が多く、登山者も少ないのだろうか。

写真は武甲山。


こっちはたぶん関八州見晴台、顔振峠方面。


右に大岳山と、左に富士山かな?


飯能駅のあたり。


こっちは東飯能駅。丸広百貨店のビルが見える。


スカイツリー。

以上!
久しぶりに柏木山を歩いたけどやはり良い山だった。
飯能駅から30分程度歩けば龍崖山の登山口につき、そこから1時間も歩けば柏木山山頂に立てる。
眺めも良いし、道中トイレや自販機も多く、手軽に登る山としてはまさにうってつけ。

少し物足りないのが、舗装路歩きが多くなってしまうこと。柏木山から西側の大仁田峠方面へ繋げて歩ければよいのだが、あちらに歩いていくと途端に交通不便になってしまうし、若干山深くなると思う。