大倉尾根で塔ノ岳

更新日: 2024-02-23 21:53
丹沢
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山行日: 2024年1月14日

今回は丹沢・塔ノ岳に登ることにする。
塔ノ岳はこれで3度目なのだが、初挑戦はヤビツ峠から表尾根を歩いて塔ノ岳を目指したものの、途中風は強いし小雨はパラついてくるしで撤退した。
二度目は大倉尾根を登った2023年9月。まだ蒸し暑く、ヤマビル出ないかな~と心配だったものの、大倉尾根なら大丈夫なんじゃないかな!と思い登ったものの、ガスっていて全く景色見えず。

今回は天気予報がかなり良く、前夜に降雪するくらい気温が落ちていたので景色も期待できる。

その結果は…記録をご覧ください。


前回9月に登った時は渋沢駅から大倉バス停行きのバスはガラガラ。登山者もいるにはいるが、空席があるほど空いていた。やはり暑い時期は丹沢オフシーズンらしい。

今回はバスは満員ではあったものの、寿司詰め一歩手前といった満員具合でギリギリ許容範囲内。


観音茶屋。まだ朝早いせいか営業しておらず。
帰りに前を通った時は営業しておりました。


見晴らし茶屋からの景色。いや~非常に良い。雲一つない天気、素晴らしい。これは塔ノ岳山頂からの景色が期待できる。


見晴らし茶屋は休業日だったらしく、帰りに前を通った時も人の気配がなかった。


ここからボチボチ登っていく。まだこの辺りは大倉尾根らしくない歩きやすい斜面が続く。


駒止茶屋。一度も営業しているのを見たことがない。


樹間から覗けるのは表尾根の縦走路かな。
前夜の降雪で山肌が白くなっていますね。


堀山の家に到着。
8時に大倉バス停を出発したので、ここまでで1時間15分。ここがちょうど中間地点で休憩する人が多い印象なのだが、今日はまだ体力的にだいぶ余裕があるので休まず登ることにする。

なお、ここまでは割と前哨戦、ここから花立山荘までの登りが大倉尾根のきついところだ。


堀山の家はソーラーについてわかる人を求めていますよ!(最新の状況については現地に赴いて確認してください。この情報は2024年1月14日時点でのものであり、古くなっている可能性があります。)


堀山の家前の休憩スペースから富士山が頭をのぞかせている。


少し登っていくと富士山の姿!
左に見えるのはたぶん金時山とかの箱根周辺の山じゃないかな、と思う。


振り返ると相模湾。今日は大成功だ。前登った時はガスっててマジで何も見えなかったから。


奥に大島。


そして富士山。



もう何も言うまい。
とにかくこの日の塔ノ岳は最高だった、以上である。

ようやく花立山荘に到着。
この最後の階段の登りがきついんだよな~


営業中だけど、まだ朝早いためか中で食事を取っている人はかなり少なかった。


このあたりは微妙に日陰になっているのでまだ雪が残っている。
積雪がある、といっても2~3cm程度で、軽アイゼン・チェーンスパイクは不要。私はチェーンスパイクを念のため持って行ったのだが、なくてよかった。


日向はこの通り既に雪がとけている。


振り返って撮影。良い景色だ…


花立山荘から登ってピークまで来ると一度下って登り返す。


途中崩落地点があって少し緊張感があるのだが、鉄パイプ等で補強されているので特に危ない感じはしない。
帰りにこのあたりを通った時は、雪の上に砂が撒かれていたと思う。たぶん滑り止めかな。


さて、ようやく塔ノ岳山頂に到着。

今回は2時間30分ほどで山頂まで登れた。
いつもは登り初めてすぐに体が温まり、ノマドパーカを脱ぐんだけど、今回は最後まで着たままだった。それくらい寒かったせいもあり、水は下山するまでに1リットルほどで十分足りた。
やっぱり荷物が軽くて涼しいと、ペースが速くなる。


奥は丹沢山かな。いつか歩いてみたいところだが…。
今回、大倉バス停から塔ノ岳まで2時間30分ほどで登れたので、丹沢山往復に2時間30分かかると見積もっても、7時間ほどで下山できる。
それなら7時から登り始められれば、14時だし、仮に8時になっても15時。陽が長くなった5月か6月くらいに日帰りで行けないかな~と思っているところ。
まあ山小屋がいっぱいあるんだから、泊まって蛭が岳くらいまで行けばよいのでは、といえばそうなのだが。泊りとなると一気にハードル上がる気がするんですよね…。

こっちは都心方面。


ビル群とスカイツリーが見える。


こっちは相模湾。江の島も見える。
手前の山頂は大山かな。


表尾根。



山頂に出てから一気に風を感じるようになって激寒だった。
山頂は遮るものがないせいだろう。


こっちは南アルプス。南アルプスは存在は知っているものの、登ったことはないので何がなんだかサッパリ。


前回は本当にガスってて何も見えなかったからなあ。
雲一つない日に登れて本当によかった。


まだ時間はあるものの、いい加減風が強く寒いので、30分ほど山頂でお昼ご飯を食べたり写真を撮ったら下山する。
これは山頂から少し下ったところにある崩落地の写真。少しわかりづらいが、雪の上に砂が撒かれていて滑り止めになっている。


一度登り返して花立山荘への下り。この景色が好きって人多いよなあ。


岩っぽい場所もあった花立山荘と堀山の家の間は、雪はかなり溶けていた。


帰りにテントサイトへ寄ってみることにする。

ここは丹沢で唯一のテントサイト。麓にキャンプ場はいくつかあるものの、山の中にあるテント場は丹沢ではここだけらしい。


トイレも二つほど。


水場らしいが水は出ていなかった。多分本来なら常に水が出ているんだと思うが・・・蛇口とかなかったし。


標高がかなり低くなっているので、山頂ほどではないがここからも見晴らしが良い。


中々広いテントサイトだ。使う人結構いるのかな。


丹沢ベースより。


登山口横に犬がいたので撮ってみた。カメラを出す前までは顔が見えていたのに、カメラを出した瞬間これである。