上川乗バス停から生藤山を歩く

更新日: 2024-06-10 10:22
奥多摩奥高尾
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山行日: 2024年3月17日

今回は昔歩いた笹尾根の続きを…ということで、浅間峠から生藤山・醍醐丸を経由し、和田峠まで歩く計画…だったのだが、大蔵里山手前でもういいか~となり、そこで下山し、和田バス停まで歩くルートに変更した。

まあそのうち、戸倉三山あたりをいくつか繋げて歩こうと思っているので、そのときに醍醐丸経由で下山するようにすれば良いかな…という甘えた考えである。

ルート全体を通して明瞭、歩きやすい道が続くが、生藤山は三国山方面から登るにしろ、茅丸から登るにしろ、岩場があり要注意。
三国山方面からは登りやすい岩場なので、岩場・痩せ尾根が苦手な方はそちらを歩くようにしたほうが良いかもしれない。まだ雪が積もっていて如何にも滑りやすそうだったが、巻道もあるので、そちらを使う手もある。
茅丸方面は痩せ尾根・岩場と久々にヒヤヒヤした道だったが、樹木が多く高度感がないことが幸いし、高所恐怖症の私でも歩くことが出来た。なお、この岩場はロープなどのお助け装備は設置されていない。

上川乗バス停から三国山までは、アップダウンこそあるが、危険箇所はなく歩きやすい道が続く。ただし登山者は少なく、トレランの人が少し通る程度。
生藤山山頂には5人程度の登山者が休憩していたが、笹尾根を歩いてきた、というよりも鎌沢入口バス停から、軍刀利神社経由で登ってきた人が大半だろうと思われる。

生藤山は花の100名山にも選ばれている山なので、これから春になると登る人が多くなる山でもある。


上川乗バス停の裏の駐車場。
奥にあるのがトイレ。

武蔵五日市駅から都民の森行のバスに乗り、ここで降りたのは私だけ。既にシニアのグループが駐車場で準備をしていた。恐らく浅間嶺に登るのではないかと思う。
まあ、上川乗で降りる人いないよね…と思っていたので仕方ない。笹尾根は相変わらず人気がないのだ。


舗装路を歩いて登山口に到着。
去年、三頭山から笹尾根を歩いて、ここで下山してからまだ1年も経っていないのだが、既にこの道がどんなだったか記憶が薄らいでいる。
というか、笹尾根を歩いた記憶も微妙に消えかかっているような…。正直人がいなかったことと、(距離が)長いな~と思ったことしか記憶に残っていない。


登山口から道路を見る。
既に止まっていたプリウスが気になるが、登山者の車だろうか?
数馬方面に歩くのなら、上川乗バス停の駐車場に止めておいたほうが帰りは楽そうだが…。


九十九折の道を登っていき、急な斜面をトラバースする道にかわると木橋の登場。
この木橋はかなりしっかりとしているので、安心して渡れる。


途中に祠もあり…


尾根にのって緩やかな斜面になって歩いていくと…


浅間峠の東屋が見えてくる。
この東屋は三頭山to高尾山を歩く人のビバークポイントになっている、という噂だが、本当なのだろうか?


流石にこの時間なので峠には誰もおらず。
ここまで来ておいてなんだが、この日は結構やる気がなくて、それでも家でダラダラ時間を潰すよりはマシ、と思って来たのだが、やはりやる気がない。
(たぶん太ったせいもあるが)体が重く、疲れるのが早い。

ぶっちゃけ、この道は地味すぎてあんまり歩く気が起きていない、ということが大きい。


どうせ誰もあわないんだろうなあ、と思いながら浅間峠から歩いていたら、意外とすぐにトレランの人とすれ違った。
この笹尾根は日本山岳耐久レース(ハセツネカップ)のコースになっていることもあり、トレランの人ばかりが歩いているコースである。
それ故に一般登山者はレアなのだと思う。


登山道上に雪はなく、チェーンスパイクを念の為持ってきたが見事に不要だった。良いことだ…。


道祖神の石標。


坊主山に到着。
山頂は少し狭いがベンチが2つほど。


(振り返って撮影)坊主山から急降下。


そして登り返して


軍荼利山(ぐんだりさん、と読むらしい)に到着。
ここは坊主山より山頂が狭く、ベンチもない。


軍荼利山から降って登り返して軍刀利山。
ここは平らなスペースが広いがベンチ等の休憩に使えそうなものはまったくない。


樹間から見えるのがたぶん生藤山かな。微妙にまだ距離がありそう。


軍刀利山からまたまた急降下する。
微妙にわかりにくいが、ここは階段状になっている。


三国山手前の分岐。
左が三国山方面。右は巻道だろうと思う。



というわけで三国山に到着。
ここで登山者と遭遇。その方も生藤山を目指すらしく、しばらくスライドして歩くこととなった。


三国山はベンチもいくつかあり、広くて休憩に適している。生藤山の山頂は広くはないので、ここで休憩するのもアリ。


三国山から生藤山へは痩せ尾根を通過し…


見上げると急な登り。


上部はちょっと岩っぽいが、この程度なら問題なし。恐らく下りでも難しくはないだろう。


生藤山山頂。ベンチがいくつかある。
山頂に到着したときは5人程度の登山者が休憩中だった。



少し休んだら茅丸へ。
途中痩せ尾根となっており、ここを歩いていくと…


急降下の岩場。
ロープ等もなく、木にしがみつきながら下る。久々にヒヤヒヤする下りだ。


生藤山から降り終えて再び急な階段を登ると茅丸。


ここは木がないため、陣馬山方面の見晴らしがきく。ぶっちゃけ生藤山より見晴らしは格段に良い。


しかしこの日は晴れているのに霞過ぎてて遠くが見えない。


茅丸から連行山までは歩きやすい道が続く。
ここで柏木野バス停方面に分岐しているらしい。


柏木野バス停方面。どんな道なのか気になるところだが…。


今回は醍醐丸方面へ歩いていく。


(振り返って撮影)連行山からは急降下が続き、途中少し細くなったり、ちょっとした岩場も。


ここは左右どちらも行けそうだが、左を歩く。道はすぐ先で急降下して左の道に合流する。


山の神分岐。
醍醐丸まで1.1km。歩けば恐らく20分程度だろうか。ここで本日のやる気なしが炸裂して、下山することに。
なんだかよくわからないけどやる気ない日ってあるよね…ということで。


この下山路は思いの外よく整備されていてかなり歩きやすい。上部は九十九折の道となっており…


どんどん降っていくと…


拳大の小岩が散らばる場所へ。


ここで少し開けるのだが、枝が邪魔で見通しは良くない。


そのまま歩いていくと屋根が見える。
民家だろうか?


下る道の途中に山の神。
浅間峠の東屋にも張ってあったっけど、尾上の紙はなんなんだろうか? 尾上には山の高いところ・山の頂、という意味があるらしい。


先ほど屋根が見えていた民家らしき建物。
奥の建物は屋根が潰れていて、人が住んでいる雰囲気がない。
廃屋にしては状態が良いように見えるので、最近まで人が住んでいたのかも。


民家のところからはさらに道が歩きやすくなる。
軽自動車は無理だろうが、原付きくらいなら走れそうな道だ。


途中沢に出会い…


沢に沿って降っていくと林道。


このT路から出てくる。


とりあえず和田バス停を目指して歩く。写真の場所は休憩所のようなもの。
昔、和田バス停から歩いて陣馬山に登った事があるのだが、その時寄ったような寄らなかったような…。


結局、和田バス停について時刻表を見るとバスまで1時間以上ある。
それなら、ということで歩いて藤野駅を目指すことにした。

道中歩いてきた稜線の方を見ていると、あの下りは連行山の下りなのではないか、と思うところがあったが…。


陣馬山ふれあいハイキングというイベントがあるらしい。
事前申し込み不要というところを見ると、それほど人が集まるイベントではない模様。
59回って結構長く続いてそうなイベントだ。

この後、ひたすら舗装路を歩き続けてバスより先に藤野駅に到着。