高尾山から陣馬山を往復する

更新日: 2024-03-25 18:57
奥高尾
GPX file: yamap_2024-03-24_06_37.gpx
山行日: 2024年3月24日

天候も微妙だし、興味のある山はまだ降雪があってあんまり行く気にならないので、とりあえず近場の高尾山・陣馬山の縦走路でトレーニングをすることにした。

この高尾山・陣馬山の道は何度も歩いたことがある。いつも陣馬山から高尾山に向けて歩くのだが、今回は逆に高尾山から歩いて陣馬山まで行き、折り返して高尾山から下山する、という計画。
トレーニングコースとしては他にも…
  • 横瀬丸山から日和田山
  • 横瀬丸山周回
  • 伊豆ヶ岳から飯能駅
とか、まあ色々と考えられるルート取りはある。のだが、高尾山・陣馬山往復コースを選んだ理由は…
  • 茶屋が多く、補給が容易
  • トイレもその分豊富
  • 道が整備されており、一切危険箇所がなく極めて歩きやすい
  • エスケープルートが豊富
  • 高尾山のアクセスが良いため、早朝から歩き始められる
とまさにトレーニングのためにあるようなコースとなっている。

YAMAP上で登山計画を作成すると、コースタイムが14時間と出てきた。いつも陣馬山から高尾山に歩くルートで5時間くらいなので、流石に14時間かかるとは思わないが、まあ8時間~9時間くらいは見ておいても良いかもしれない。
というわけで、高尾山口駅6時30分に到着するように家を出た。

高尾駅でJRから京王線に乗り換えるため、ホームで電車を待つ。
今日は終始曇りの予報だったが、雨は降らないはず。風も強くなく、穏やかな日。

気温が低くて無風は良いが、強風はマジで汗冷えして寒くなるので出来るだけ避けている。


駅のホームから見える高尾みころも霊堂。特徴的な建物だ。


高尾駅で京王線に乗り換えて2分で高尾山口駅に到着。
流石にこの時間だと人の姿はまばら。このあたりをこの時間にうろついているのは登山者だけだ。


今回は長丁場になるので序盤から体力を抑えるべく、楽そうな琵琶滝コースを選択。
途中までは良かったのだが、山頂手前の木の階段で一気に疲れてしまった。


約1時間ほどで山頂に到着。
こんなに人がいない高尾山は始めてかも。とはいえ、既に10人ほどの登山者が山頂で休憩していた。
こんなに早く登って、これからどうするんだろうか?


高尾山展望台から、中央の形の良い三角形の山が丹沢・大山。


大山と富士山に挟まれて丹沢山塊、と思われる。どれがどれ、とは言えないけど。


終始曇り、と聞いていたので富士山が見えるとはラッキーだった。
下の方に観覧車が見えるが、恐らくあれが相模湖プレジャーフォレスト。
ということでその左にあるのが石老山かな。


高尾山から早速小仏城山に向かう。
早速もみじ台を超えると、小仏城山のアンテナが見えてくる。


小仏城山に到着。
流石にこの時間だとガラガラ。数人の登山者がいるだけで、茶屋の人も準備中といった感じ。


茶屋から見渡す景色も今日はイマイチ。


ただ富士山は見える。それでいいじゃないか。


茶屋の犬は眠いのか元気がない。
手を出すと気だるそうに頭を動かしていたが、あんまりにもやる気がなさそうなのでほっておいた。

なお、復路で様子を見に来たら、元気に吠えていたのでやはり眠かったのだろう。


小仏城山を後にして少し歩いたら景信山に到着。

山頂に出た瞬間、思わず声が漏れた。なんとベンチがなくなっている!
そういえば青木茶屋が景信山から小仏城山に移動するんだった。すっかり忘れていたが、そのせいでここのベンチがなくなっているのだろう。
ここから1段上にあがったところにあるベンチはそのままなので安心してほしい。


ここからも富士山。


都心方面は雲に覆われているのが見える。


青木茶屋の残置物。これ片付けるの地味に大変そうだ。
丹沢じゃ新大日小屋の後片付けに登山者のボランティアを募集していた気がするんだけど、そんな感じで片付けたりするのかな。


景信山も人の姿はまばら。


景信山を出発して明王峠に到着。
このあたりから陣馬山から高尾山に向かって歩いている人の姿が多くなる。


陣馬山山頂に到着。
まだ昼前だというのに曇っているせいで陰鬱とした雰囲気ではあるが、大勢の登山者が休憩していた。


向かいに生藤山。


奥に特徴的な形の大岳山。


信玄茶屋も営業中。
しかし人はまばら。流石にこの天気じゃ人は少ないか。
これからお昼にかけて登山者は増えそうだけど。


ここからも富士山。
これから徐々に雲に覆われて富士山は見えなくなった。


陣馬山で軽食を食べて休憩して再び歩き始める。
まずは明王峠。
ここの茶屋も営業しているの見たことないんだけど、廃業しちゃったんだろうか?


底沢峠。
景信山まで3.3km。う~む、先は長いぞ。
しかし陣馬山で折り返しだから、たぶん60%くらいは既に踏破済み。時間を考えても無事踏破は出来そうである。


景信山に到着。


朝に比べると登山者は増えているけど、繁盛しているときと比べると静か。


景信山手前の坂でだいぶ疲れる。流石に足が疲れてきて、坂道を登るときに足を持ち上げるのが億劫になってきている。
これはまずいな~と思い景信山で再び休憩し軽食を取る。

復路の堂所山の巻道を歩いているときに、左足が吊る直前みたいになってしまっていたし、塩分が足りてないのかも、とか考えながら休憩する。
そういえば、今は行動食が羊羹と甘々なので、塩分補給の行動食も用意したいと考えていたのだが、良いものが思いつかなくてそのままになっていたのを思い出す。
もうこの際、梅干しをパックごと持ってきてつまむか。


そんな事を考えながら歩いていたら小仏城山に到着。
ここまで来れば残る難所は高尾山手前の坂だけだ。あそこを登りきればそこには栄光のゴールが待っている…。
ウキウキしながら高尾山へ向かう。


高尾山2.3km。下山も考えるとあと90分ってところ。


地味なアップダウンが辛く感じる。


この坂で完全に足が止まる。
もう歩けんぞ…と休み休みなんとか登りきると…


最後の階段が待っていたのであった。
この階段が曲者。しかし登らないわけにはいかない。


なんとか登りきって高尾山山頂に到着。
ここはこんな天気でもしっかり混雑していた。


山頂から少し降りた自販機で山のドーピング剤、コカ・コーラを購入。ミニボトルで190円。


どのコースで下山しようか考えながら、とりあえず人の波に乗って薬王院へ。


途中、自然研究路2号路の分岐があったので、ここから下山することにする。
一瞬、悪路注意!の看板にドキッとしたものの、高尾山だしな~と思って歩いてみたら、普通の登山道だった。
観光客が入りこまないように立てられた看板なんでしょうね。高尾山はハイヒールで来る人もいるしな…。


というわけで無事完歩。
このコースはトレーニングに最適かもしれない。また何回か歩きに来るかも。