飯能新緑ツーデーマーチに参加してきた

更新日: 2024-05-27 21:22
ウォーキング
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山行日: 2024年5月26日

今回は山歩きではなく、飯能のウォーキングイベント、飯能新緑ツーデーマーチに参加してきました。

飯能新緑ツーデーマーチは、飯能市内の決められたコースを歩いて飯能市役所を目指す、というウォーキングイベント。
土日の2日間に渡って開催され、5km、10km、15km、20km、30kmを歩くコースが設定されています。

参加料金は事前登録の場合1500円で、2日間参加可能。当日、歩き始める前にスタート地点で申請も可能で、その場合は1日につき1000円の参加費が必要となる。
今回私が参加したのは、2日目(日曜日)の名栗湖から飯能市役所を目指す30kmコース。名栗湖までは、東飯能駅近くから貸し切りバスが運行されており、それに乗って約40分ほどでスタート地点に到着。バスの運賃は500円。

スタート地点で、参加用紙に名前や住所等を書いて受付に渡し、1000円を支払うとゼッケン(とリュックにつけるための安全ピン)と地図が渡される。

30kmコースは距離が長いため、他のコースよりも早い午前7時30分スタートとなる。これはかなり早朝から準備しないと間に合わないが、8時30分までは受け付けてもらえるようなので、それなら少々遠くに住んでてもなんとかなるかも。

なお、1日目(土曜日)の30kmコースは吾野駅発だったため、そちらのほうがかなりアクセスが良く参加者も、2日目より若干多い傾向にある模様。吾野駅なら、飯能駅から秩父行の電車に乗り換えて20分ほどで到着する。


スタート地点の名栗湖。私はなんとか早起きして6時30分発(が、バスが満員になったので6時20分に出発)に乗り込むことができた。
7時頃に名栗湖に到着し、当日受付後、ゼッケンに名前やらを書き込んで準備する。

当日受付する人がどれくらいいるかは未知数だったものの、そこそこの人が当日受付をしていて一安心。まあ、あんまり多いと受付してくれなくなるリスクもあるが。


流石に30kmコース参加者は、並々ならぬ人が多い。大半の人が登山好きか、歩くのが好きな人だと思われる。
使用している装備が登山装備らしきものが多く見られ、中にはハイドレーションシステムや、トレラン用のザックを使用している人も多い。

かくいう私も、服装、装備類はほとんど山を歩きに行くときと同じ格好である。唯一違うのは靴くらい。流石に舗装路を、いつも山で履いているハイカットの登山靴では疲れると思い、ジョギングで履いているスニーカーにしたのだが、若干靴のサイズが小さめで、中盤以降で足が傷んで良くなかったかもしれない。

7時30分ごろにスタートし、コース通りに歩いていく。先頭集団はかなりのハイペースだ。名栗湖を一周する頃には、先頭集団は見えなくなっていた。


途中、棒ノ折山のバリエーションルートの登山口を探したりしていたのだが、これが正にそれっぽい。
ちょうど登山者がここから入っていくのを目撃。


こちらは白谷沢コースの登山口。私も何度もここから棒ノ折山に登っております。
今回もちょうど大勢の登山者がここから登っていった。


途中、運営非公式エイドが設置されている。これらは完全に地域住民の善意となっており、大変有り難い限り。
こういうのがあるところが良いなあ、と思う。30kmコースの醍醐味だろう。(他のコースに参加したことないから、どうなのかわからないけど。他のコースは飯能市役所を出発して、飯能市役所に戻ってくるという、ほとんどが住宅地なんかを歩くコース設定となっており、流石に非公式エイドの設置はないと思われるが…。)


山を眺めながら歩く。
今日は天気予報の結果がイマイチ。午前中は曇り空だったが、徐々に晴れ間が広がっていき、ゴールする頃には暑くなっていた。

途中で名郷行の国際興業バスとすれ違ったが、中には大勢の登山者が乗っていた。棒ノ折山は人気だなあ。中には蕨山や武川岳に登る人もいるだろうけど…。


ある程度歩いたところで既に先行者の姿が見えなくなってしまった。かろうじて先を歩く数人が見えるが、これよりだいぶ先に先頭集団がいるはずである。
先頭集団はほんと、競歩の大会かなにかと勘違いして参加しているのかと思うくらい早い。


またまた非公式エイドに遭遇。私はゼリーとチョコレートを頂きました。ありがとうございました。


レストランぽれぽれ。以前、予約を取ろうとしたんですが予約でいっぱいで無理でした。なかなか美味しいレストランのようで気になっております。


ちょうど地元住民の方が花の手入れをされていたのだが…これ全部管理されてるのだろうか。春頃は花が咲き誇って見頃になるんじゃないかなあ。


この手前に大会公式エイドがあり、お茶などが補給できるのだが、私は1.5リットルの飲水を持参していたので、梅干しだけ頂いて通過した。

先行者ここでトイレ休憩に入ったみたいで、前に誰もいなくなる。この先から山道に入るのだが、登山道というほどのものではない。

このあたりまでは道沿いに地元の人がいて声をかけてくれたりして楽しかった。


スーパーエコス。このあたりまで来ると走っている車も増えて賑やかになってくる。まあ歩いてる人はいないけど。


原市場小学校に到着。ここが16kmの中間地点。
まだまだ歩けるけど、先は長い。


弁天橋に到着。ここで前の補給地点で追い越した参加者に追いつかれる。
気づいたら後ろにいてびっくりした。


20kmコースとの合流地点。
ここから20kmコースを歩いている人たちが増えて一気に賑やかに。

このあたりから、靴の先端に親指があたって痛くなってくる。これはヤバいなあ…と思うがどうしようもない。とにかく歩き続けるのみ!


自由の森学園前。ここから坂道が少し続く。
今回は歩いていても食べやすいように、ウィダーインゼリーなどの行動食を持ってきていたのだが、まだあまり摂取しておらず、シャリバテ気味。そもそもウィダーインゼリーってカロリーが低すぎるんだよな。
朝食も、朝早く出るためにおにぎり一個しか食べていない。


途中に柏木山の登山口があり思わず写真に撮る。ここから登ったことはまだないので、そのうち歩きに行きたい。


残り10kmの表示。
まだまだ先は長いぞ。足がいい加減痛くなっているが歩くしかない。


休憩所に到着。ここは大勢の人がいて賑わっている。
相変わらず飲み物の補給は出来るのだが、まだ飲水が残っているため補給せず通過。


食べ物もうどんや和菓子などがあったのだが、まさか無料で!?と思ったら、流石にそれは有料だった。


あさひ山展望公園に到着。
い、いまからあの階段を登るのか…と思ったら脇の坂道を登るコース。まあどっちにしろ、長く歩いてきた足には堪える。
山を歩くよりも、舗装路でアップダウンも少なく楽なはずなのだが、速歩きしているせいか、靴がよくないせいか普段より疲れている。


あさひ山展望公園の山頂で残り5km地点。
山頂はベンチが多く設置されており、ここで休憩している人も多い。


あさひ山展望公園からの眺め。なかなか良い公園じゃないか。


飯能河原の割岩橋へ。ここまでくればこの先の道はだいたい想像できる。真っ直ぐ東飯能駅に続く飯能大通りを歩いていくんだろう。
飯能河原では、河原にテントを張って遊んでいる家族連れや、対岸(写真では見えないけど)のBBQエリアで恐らくお酒を飲んでいるであろう人たちがいるはず。


小町公園のエイドに到着。ここまできたらゴールは目前。飲水はなくなってきているが、ここで補給する意味なし!と通過。

この先で飯能銀座通りに入る。


ようやく東飯能駅に到着。駅の中を通って線路を超えたら、ゴールの飯能市役所はすぐそこだ。


ゴール!

スタートから約5時間30分ほど。ゴール期限は確か16時までだったため、2~3時間遅くとも問題はない。そうなるともっとのんびり歩いても良かったのだが…。

だいぶ足が疲れていて、特に左足は結構ヤバそうな雰囲気が伝わってくる。出血したり爪が剥がれてないといいけど…と思って家に帰って見てみたら特になんともなくてよかった。が、当日はまともに歩けなかった。ちゃんと良い靴買わないとな…。


ゴールしたところで、ゴールシールを張ってもらい、完歩証をもらうのだが、30km完歩証がどこで受け取れるのかよくわからず、なんとなく適当に手にとったら10km完歩証だった。
まあいいか~とザックにつめて、ヘトヘトのまま東飯能駅へ。


飯能新緑ツーデーマーチは今回が初参加だったのだが、なかなか楽しいイベントだった。来年も参加するかもしれない。
来年は1日目の吾野駅発の30kmコースかな~。2日目の名栗コースも良かったのだが、如何せん朝6時頃に東飯能駅到着というのは時間的に厳しい。まあもうちょっと遅れても問題はないのだが、7時30分スタートということを考えると、それくらいに東飯能駅について、バスに乗り込むのがベスト。

30kmコースは非公式エイドを設置されていたり、窓を開けて応援してくれる人がいたりと地域住民の方とのふれあいも楽しく、やはりそこがこの30kmコースの醍醐味だ。他のコースはわからないが、町中を通ることが多いので、あまりふれあいの機会はないのではないかと思う(他のコースを歩いたことがないのでよくわからないが)。

兎にも角にも歩くのが好きな人は飯能新緑ツーデーマーチはオススメのイベント。
コース設定も飯能の良いところを巡るような設定となっていて楽しかった。順位などはつかないので、気軽にのんびり歩くことができるはず。
同じ目的地に、見ず知らずの人と共に歩くのはなかなか出来る体験ではないので面白かった。来年もぜひ参加したい。