夏の堂平山・大霧山を歩く

更新日: 2024年12月16日 10時40分35秒

山行日: 2024年6月29日。 今回は夏の堂平山・大霧山を歩きに小川町駅へ。 どちらも登り慣れた山ですが、先日、新しいサロモンのミッドカットシューズを購入しまして、その慣らし履きを兼ねております。 小川町駅から出ている白石車庫バス停行のバスに乗り、終点白石車庫バス停へ。バスは登山者が6人ほど。天空のポピーの季節はすし詰めバスになるんですが、この季節は暑いこともあって不人気ですね。 正直、天空のポピーの季節以外、バスで座れなかったことないかも。 この路線は東秩父の山々にアクセスするのに最適な唯一の路線なので、乗る人が増えて残ってほしいものです。 さて、肝心の山ですが、笠山・堂平山・大霧山あたりはよく登っていて、(笠山は見晴らしほぼないけど)堂平山・大霧山は低山の割に見晴らしがよく、登りやすいことから中々人気の山。 このあたりは山に登ってしまえば舗装路が整備されていることもあり、ハイカーよりも自転車やバイク乗りのほうが多いかもしれません。 特に堂平山は山頂まで舗装路が来ており、見晴らしも格別良いことから人気。山頂にキャンプ場があり、自販機やキレイな水洗トイレも利用可能。 私も以前、山頂のキャンプ場でテント泊練習をしたことがあります。一人で練習がてら泊まるには少々値段が張りますが、居心地のよいキャンプ場なのでおすすめ。 また、大霧山は秩父高原牧場が近いことから、観光気分で登るのも良いと思います。秩父高原牧場のソフトクリームは濃厚で美味しいのでぜひ。

終点の白石車庫バス停で下車。ここまで乗ったのは私の他にもう一人、ソロの登山者のみ。 近くにトイレもあり、写真後ろ側に民家が数軒、という東秩父最深部の立地。

道中、道端に紫陽花がよく咲いてるなあ、と思ったんですが、どうやら紫陽花街道を名乗っているらしい。

雨は振らないようですが、前日まで雨が降っていたこともあり、山の方はガスガス。今日は大丈夫なんだろうか。

百合かな。キレイに咲いていますね。

途中ここから登山道かな、と思って歩いてみたら行き止まり。 右端に白い道標があって見落としていた。

正しくはこっちから。 しばらく苔むした舗装路を歩いていく。

ここから登山道へ。 ところで、もう一個北側に、笠山の手前に出る登山道があり、そちらも歩いたことはあるんですが、雰囲気的には今回歩いた道もそちらも似たような感じ。 全体を通して危険箇所はなく、歩きやすい道が続く。

とにかく蜘蛛の巣がきになる。あんまり歩く人がいない道なんだろうか。

ゆるゆると登っていく。

笠山峠に到着。振り返って登ってきた登山道。 峠に出る手前は、登山道にやたら枝が伸びてきていて大変だった…。

ここから一気にガスが濃くなり、視界が悪くなる中ゆるゆると登っていく。

ある程度登り切ると開けた場所に出る。ここはパラグライダーの発進場になっていたりする(はず)なのだが、流石に今日は誰もおらず。 なお、柵があるので言うまでもないが、関係者以外は立ち入り禁止である。

ここでキャンプ場に立ち寄って少し休憩。 このキャンプ場、テントなくても小屋に泊まるプランや、中央の建物の部屋に泊まるプランもあり、家族連れで泊まる方が多い。 立地も都心から近く、晴れていれば星空も楽しめそうなので中々良いと思う。 一人で泊まるには高いが、人数が増えれば一人頭の値段は一気に下がっていくので、ある程度まとまった数人で泊まるのが良いと思われる。

堂平山山頂はいつもは見晴らしが良いのだが、今日はガスガスで全く景色が見えず。

そのまま歩いて白石峠へ。ここは大抵(冬以外)車で飲み物なんかを販売しに来ているおいちゃんがいる。

白石峠から再び登山道へ。 きつい階段を登って行く。

定峰峠方面へ歩いていると、急にガスがはれてきて堂平山が見える。

定峰峠に到着。 白石峠から定峰峠までの山道は、階段の急坂が前後にあり、その間はなだらかで歩きやすい道。途中少しだけ岩っぽくなっているところもあるものの、高度感はなく、通過は容易。 ここから写真左方向に少し進んだところに公衆トイレ。ほんと、このあたりはトイレが多くて助かります。

定峰峠で咲いていた紫陽花。外界じゃもうシボシボになっているところもありますが、このあたりは標高が少しだけ高く、若干涼しい分まだ大丈夫みたい。

向かいに笠山。 一気に晴れてきてさっきまでガスで真っ白だったのが嘘みたいだ。

獅子岩。何度も見てるけど、獅子に見えるかと言われると微妙なところですな。撮り方が悪いという話もありますが。

そのまま歩いていって旧定峰峠へ。 このあたりは白いビニールテープが貼られており何目的なんでしょうね。1年くらい前からいきなり登山道脇の木にビニールテープが貼られるようになりましたが、一部は紐が切れてゴミになっています。

旧定峰峠に到着。

旧定峰峠から牧場脇を通って大霧山へ。 牧場の敷地は牛のための牧草地になっているようで木がなく、見晴らしが良い。気持ちの良い登山道が続く。

大霧山へ到着。 ここから北に秩父高原牧場が見える。

こっちは埼玉の町並み。たぶん小川町とかそっちの方。 このくらいの標高の低山でも、樹林帯の山の中は直射日光がなく、涼しい風が吹いて心地よい。

粥新田峠から先は舗装路を歩いて秩父高原牧場へ。

なんてことない風景だけど、個人的にはなかなかお気に入りポイント。 冬のほうが空気は澄んでいて遠くまで見通せるけど、夏の空に浮かぶ入道雲も中々良い。

ここで本日の裏テーマ、秩父高原牧場のソフトクリーム。 これ、350円と安い割に濃厚で美味しい。登山のたびにソフトクリーム食べてるけど、本当に大丈夫なんでしょうかね。太らないか心配になるぞ。

中央下あたりにヤギと触れ合えるエリアがあるんですが、帰りのバスの時間もあるので今回はパス。

そのまま歩いていって羊のエリア。こっちは中に入る事はできず、遠目に見るだけ。 羊も暑いのか日陰に集まっております。

舗装路を歩いて二本木峠へ。 ここから再び登山道へ入り、打出バス停を目指す。

この若干怪しそうな脇道へ入り…

右側の小道へ。 入口付近は藪っぽい感じですが、すぐに歩きやすい道へ。

最初はこんな感じで歩きやすいのだが…

少し標高を下げていくと、倒木の枝が登山道を遮り…

ヌタ場なのか盛大にドロドロな道を通り過ぎて…

神社へ。 ここで野営をしたのか燃えカスが残っていましたが…誰なんでしょうね。

奥に小滝があるものの、沢に降りるのは危ない気がしたので、沢には降りず脇から小滝の写真を撮る。

この巨石が信仰の対象なのかな。

そのまま降りていくと林道へ。 すぐ側にまたまた子滝があり、沢に降りて写真を撮る。 スローシャッター気味に撮ってみたんですが、撮影に使ったミラーレス一眼は手ブレ補正がそれほど効いてないような気がして、ブレ感が少ないのは何枚か撮ったうちのこの一枚だけでした。

林道を歩いていって、途中から雑草が繁茂したショートカット道を歩いて行く。 しかし本当に雑草だらけで歩いて大丈夫なんだろうか?と心配になるものの、歩いてみると蜘蛛の巣が多いこと以外は問題なく。

小学生の頃にジジババの田舎に帰ってきたような、そんな長閑な雰囲気の集落に出て…

これまた藪っぽいショートカット道へ。 道標もあるので大丈夫だろう…去年歩いたときも大丈夫だったし、きっと大丈夫だ、と自分に言い聞かせて進む。 この後、無事、打出バス停に到着し、バスで小川町駅へ。 発車寸前の電車に飛び乗り帰路に着いたのでした。

今回の山行は、新しいミドルカットシューズの慣らし履き、ということでしたが、靴擦れすることもなく、歩きやすくて良い靴でした。 今まで履いていたハイカットシューズも引き続き履いて行きますが、靴底がすり減ってきて少し心配だったので、とりあえずの替えの靴が用意できて安心ですね。